研修旅行 その3

二日目。今日は仙台から南下します。



こちらは仙台空港近くのゆりあげ地区です。河口と海岸線沿いに発展した地区です。今回の震災で家屋がほぼ全滅した地区です。言葉が出ません。



奥に見えるのが中学校です。



地元のボランティアの方が説明をしてくれました。後ろの時計は地震の発生時刻を示し

ています。



ガラス戸中ほどにある白い線が水没した線です。地面から2mです。

お話によると中学校が避難場所でしたが津波が来るとのことでここより内陸側にある小学校に避難した方は助かったそうです。

いきなり2mもの津波がいっぺんに襲ってくるから逃げ場はなかったそうですし、家自体も流されてきますから、「走って逃げれば。」と思いますがいっぺんに来ますからパニック状態になったとおもいます。

歩道橋に逃げた方は助かったんですが、その下を流れていく方は助けれなかったとも言っていました。

もちろんとっさの判断で中学校の校舎の上に逃げた方は助かったんですが、そうでない方は津波にのまれたそうです。



中学校から海近くに移動して昔に作ったといわれる津波避難所の小山。ゆりあげ地区は平らなので人工の高台をつくったそうです。

が、今回の震災ではこの高台の上に近所のお宅の屋根が乗り上げてたそうです。ということは15mほどの津波がいっせいに来たことになります。



人工の山ですが結構な高さです。

ボランティアの方。細かく説明をしてくださいました。ゆりあげ地区はとても住みやすいところだったそうです。



ご覧のとおりです。



山の上からの写真。360度こんな感じです。家の基礎だけが残り空しさ感が漂います。



すぐ近くには震災の碑があり、オブジェのてっぺんが津波の高さです。海の近くだったので中学校よりはるかに高いです。

具体的な高さは忘れましたが、15mぐらいだったと思います。