研修旅行 その4

ゆりあげ地区を後にして次は南相馬市へと。



南相馬市は福島第一原発から半径20kmが半分かかっているところです。



こちらは20km圏内の様子です。震災当時は避難区域で立ち入りができませんでしたが今は日中は作業してもいいそうですが、よるは圏外に出るようになってるそうです。





写真では分かりずらいですがこちらも津波の被害にあってます。

そこに原発による避難。皆さん。自分のお住まいの地区がこのようになったらどうですか?。



家はあるのに人気がありません。

一軒除染するのに300万円かかるそうです。しかし、屋根が壊れているとそこから雨漏りして屋内が汚染されてるそうです。

仮に、屋根が壊れてなくて除染が終わったとしてもそこに住みますか?。野菜は作れるそうです。線量も基準値以下だそうですが、どうしますか?。

20km圏内は政府が家屋は買い上げだそうですが、20kmを少しでも離れていると買い上げではないそうです。たった少しの差で住めるか住めないかが決まってしまいます。

今も多くの方が仮設住宅で避難生活をされてます。



津波が堤防を破壊したところ。明らかに鉄線がすくないです。



基礎しかありませんし、立ち入りも制限があります。



常磐線。津波はここまで来たそうです。いまはきれいになってますが、以前は草だらけだったそうです。



小高駅。のどかそうな雰囲気。



駅の横には通学のために駐輪してある自転車。震災があって原発事故があったので着の身着のままで避難したので自転車は当時のまま。



ずっと奥が小高駅。誰一人いません。まさにゴーストタウン。

こちらに最初に駆けつけた人たちは救援隊ではなく泥棒だったそうです。

これは表現できない。簡単に言ってしまえば空しいですが、いろんな思いが重なってしまうと思います。

アットホームで住みやすそうな町のような雰囲気ですが残念です。



以前、t丘村で炊き出しのボランティアで来たときにお邪魔した南相馬市の市役所。

いまは道を挟んだ反対側に庁舎があります。